価格:
620円 レビュー評価:
5.0 レビュー数:1
文庫版になって、作品のすばらしさに加え、装丁が綺麗だとか、帯が素敵とか、いろいろあると思うけど。私が感動したのは、実は一番後ろに
書かれている相川七瀬さんの解説エッセイだった。これは、今までの絶愛ファンはもちろん、作品を知らなかったという人にも、ぜひ読んでほしい。
作品の中に流れる激情は、確かに個々のキャラクターのものでもあり、
作者である尾崎さんのものでもある。それを受け止めたとき、涙が止まらなくなるという相川さん。こんなにも自分の感情に素直な、読む人間の心に届くエッセイが載った漫画は、他にない。
コミックに比べて、値段は若干高めだけど、買う価値は大です。